巨大な製品プラントを有するグローバル企業ザックス。その中で未だ職人の感性に頼る仕事を続ける"気鋭の技術集団"がザックスレースエンジニアリング社（SRE）です。SREは各自動車メーカーのスポーツモデルの開発に携わり、世界有数のプロチームとチューナーへ製品供給を行っています。そんなコンペティションの勝利を握る、職人とも言うべきSREスタッフの手によってザックスパフォーマンスセットは開発されています。パフォーマンスセットの開発プロセスは、アフタマーケットに特化した他社メーカーとは違い、セッティングを行う車の開発段階からOEMデータを持ってチューニングに挑みます。チューニングにおいて、如何にオリジナルデータを正確に把握でくるかが、その後のセッティングに大きく左右される重要な要素になります。自動車メーカーの正確な振動工学に基づく、車の基礎データを持ってSREスタッフは丹念に走り込みます。開発センターテストコースを経て、地元シュパインフルトのワインディング、アウトバーンの高速巡航、さらにザックスのホームグランド"ホッケンハイムサーキット"にまでテストランは及びます。必要であれば研究センター施設の7ポストリング（F-1等のテストに使用）を稼働させる徹底したトライ＆テストを繰り返し、技術集団のプライドを賭けて製品化しています。そこにはマジックでも夢でもない…そこに存在するのは研ぎ澄まされた感性を具体化する"リアルなエンジニアリング"だけなのです。